ジェネティクス・ダイジェスト

JENNETICS DIGEST 

症例

2. メニエールと併発する頚部痛

 出張専門往診時代。60代女性。
若いころ、バゼドーと診断され、遠いところまで専門の病院に診察と薬をもらいにいっていた。
初診時は腰痛で床を這って歩いていたが、比較的すぐ普通歩行ができるようになる。
毎年、春先になると調子が悪く、めまいがしていた。これはメニエールと診断される。
頚部の硬さがなかなかとれず、本人は若いころからミシンの仕事をしていたから、コリもきついのだという。
1か月に1回の治療を2年ほど続けたころ、C1(頚椎の1番目)の位置が反時計回りに90度ちかく回転しているのに気がついた。
今まではその頚部の硬さから触診でわからなかったが、やわらかくなってきて気がついた。
特別なC1のアジャストメントをしたわけでもなく、周辺のリジジュアルを根気よくとることで、だんだんと正常位置に戻っていった。

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