ジェネティクス・ダイジェスト
JENNETICS DIGEST
症例
11. 揉んでも揉んでも治らないコリ
鍼灸整骨院勤務時代。40代女性。
頚部のコリに悩まされ来院。
整骨院でずっと頚部の治療を受けていたが、よくならない、治るならどんな治療でも受けるとのこと。
初回治療時、ベーシック後に頚椎6番のアジャストメント。
(アジャストメントとは矯正のことです)
カイロプラクティックでもディバーシファイドといって、ボキッと頚や腰をひねる矯正がありますが、下部頚椎にサブラクセーションがある場合、ほとんど無効です。
全然違うところが鳴っています。
それを散々やられたとのことでした。
音を鳴らすだけならやらないほうがよほどマシでしょう。
(サブラクセーションとは異常のある場所です)
ジェネティクスでは本来、脊椎にリジジュアルがある場合、トラクションといって、頚や腰を瞬間的に引っ張りますが、トラブルが多いので私は採用していません。
私は頚椎の5、6、7番あたりはガンステッドテクニックを使うことがありました。
(ガンステッドもカイロプラクティックのテクニックのひとつです)
現在、厚生労働省からの通達で頚部をひねる矯正はしてはいけないことになっています。
まだやっているところがあるとすれば、それは通達を無視しているだけのことですが、賠償保険でも頚部の矯正の事故は保険がおりないと思います。
これはそれ以前の話だとしますが、ガンステッドのアジャストメントがきれいに決まり、頸の動きがスムースになりました。
ベーシックをするのと、しないのとでは、アジャストメントの入り方が全然違います。
そうしてみると、左右の頸の筋肉の付き方がかなり違います。
左に比べて右は倍くらい太くみえます。
矯正はそれ1回にし、2〜3回頚部に付着する筋肉のリジジュアルを治療したころには、頚は随分楽になっていました。