ジェネティクス・ダイジェスト

JENNETICS DIGEST 

症例

10. 薬の飲みすぎで悪化したうつ

 カイロプラクティック専門学校勤務時代。30代女性。
ジェネティクスを習っただけではジェネティクス治療はできません。
J.R.Dを使えなければ意味がありません。
たぶんジェネティクスをされている先生方は習得に数年かかっていると思います。
ある時、整骨院を経営されている先生が、うちでは手に負えない、自分でもジェネティクスを習いたいが時間がない、といってひとりの女性を連れてきました。
うつと診断されたが、薬を飲むとひどくなるような気がする、薬を飲みたくないと訴えます。
そして今、この専門学校で治療に手を割ける時間があるのは私だけのこと、ジェネティクスを習ったはいいが修了後間もなく、マスターしているとはいえないこと、ジェネティクスを使いつつ、他のテクニックを併用してもいいなら治療代は消耗品代として1回千円でいい、私も臨床ができるのでお互いメリットがある、ということで患者として引き受けました。
それから2〜3日に1回のペースで治療しましたが、終わってもなかなか帰ろうとせず、机の下に潜り込む有り様でした。
私が専門学校勤務をやめ、鍼灸学校に通っている間も治療は続きました。
足かけ5年たったころ、この方は医療事務の資格をとり、勤め先も見つけ完全に社会復帰しました。
私はこの方のおかげでジェネティクスを習得したのだと思っています。

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